人間力向上の重要な要素

こんにちは、イシサムです。

以前、ある人と会話している時に何故かイラッとすることがありました。

その人の話が回りくどくポイントが見えてこなかったためでした。

私はその時の態度として、全体像を把握するため、背景や前提を説明して欲しいとお願いしました。

一見、真っ当なことを言っているように見えるかもしれませんが、心のなかでは「最初の回りくどい説明の前に、背景や前提を説明してくれれば時間もかからなかったのに」と思っていたのです。

私はその時のことを振り返りながら、自分の人間力の未熟さに驚いてしまいました。

説明してくれている人は、目の前の事をなんとかやり遂げようと説明してくれているのに、私は心のなかでそのようなことを考えていたのです。

もちろん、自分の伝えたいことを相手に伝えるためには、伝える相手へ配慮や事前準備といったものが必要だと思います。

一方で、完璧に準備することは難しいとした時に、相手側もある程度、話している人が何を言いたいのか?を「心から知りたい」と思うことが重要となります。

単に相手の言葉を聞くのか、そうではなく、相手の言いたいことを聴いて自分の中で理解できる形に咀嚼するのかは大きな違いになります。

「相手の言いたいことを聴く」ためには、相手への感謝と尊敬の気持ちを持つ必要があります。

なぜなら、上の当時の私のように相手の言葉を耳で聞いていても、心のなかでは相手の準備不足や伝え方についての不満を持っているのです。

しかし、それでは相手から興味が逸れてしまっているため、十分に内容を咀嚼することが出来ないことが多いです。

逆に、尊敬と感謝を心に持つことで、相手に興味が注がれ、「この人は何を考えているのだろう?」「今の言葉は、相手にとってどういう意味があったのだろう」といった<考える>ことに繋がります。

尊敬と感謝を心に持つ。と言葉で書くのは簡単ですが、実行するのはとても難しいことです。人は自分が正しい状況にないと自分の身の危険を回避するためのリスクになるので、自分優位に行動するのが本能だと考えてます。

そのため、自分の今まで培ってきた考えかた自体を訓練により変える必要があります。木の年輪のように数十年の蓄積した考え方を変えるということですから、突然変わることは難しいですが、少しづつであれば変わることは出来ます。

少しづつ変わっていくことで、常に相手に尊敬と感謝を持てるように成長すること。それが人間力の向上につながります。

私自身もまだまだ未熟なのですが、薄皮1枚づつ、日々成長したいと考えてます。

皆さんは同じような経験したことはないでしょうか?

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